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第6回吉川英治文庫賞を授かりました。

この度、第6回吉川英治文庫賞を授かりました。

記者会見でも申し上げましたが、私は単行本を出すようになってからも、書き下ろし文庫を止めようと思ったことはありません。

それは少しでも早く待って下さっている読者に届けたい。気軽に時代小説に触れて欲しいという想いからです。

その想いが少しでも届いているのかもしれません。最近では若い世代にまで読んで頂けていると実感しています。このシリーズが好きで、講演に来てくれる高校生、ファンレターをくれる中学生、ラジオに駆けつけてくれる小学生までいて、本当に続けてきて良かったと感じています。

そして京都生まれ、滋賀住みという全くの『よそ者』に、題材として使わせて頂き、温かく迎えて受け入れて下さった新庄市にも感謝しています。 さらに表紙絵の北村さゆり先生。北村先生の絵が惹きつけて下さったからこそ、多くの読者と出逢うことが出来、シリーズが続いたのだと思っています。


最後に読者の皆様。松永源吾はじめ『ぼろ鳶』、他の個性の強い火消たちが皆様に愛されていることを誇りに思っています。

これからもまだまだ続きますので、共に走り抜けて下さると幸いです。心折れそうになった時は弱い心を「喰ってやる」と、必ずこのシリーズを書き上げて、真の作家になります‼︎

本当の最後に……吉川英治文学賞の村山由佳先生、吉川英治文学新人賞の武田綾乃先生、加藤シゲアキ先生、文化賞を受賞の石巻日日こども新聞、NPO法人「セカンドハーベスト・ジャパン」、ルダシングワ真美さん。誠におめでとうございます! 共におめでたい報に接することが出来て光栄です‼︎



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